2007年12月8日土曜日

出猩々もみじ

鮮やかな春の芽出し、小さめで姿のよい葉、細い枝先、白く美しい木肌

おまけに取り木もしやすく、いいところだらけの出猩々もみじ

ところが、唯一ともいえる欠点は、枝の節間が伸びやすく
しまった枝をつくるのには、なかなかの辛抱がいることです


三年くらい前に取り木をかけた出猩々の株立ち、昨年の春にきれいに根を裁きました
小さめの仕立て鉢に入れたため、枝先の徒長もかなり落ち着きを見せ始め、節間のつまった小枝がふえてきました



要点:節間のつまったいい枝を作るには

1 節間が長く徒長しやすい枝は、元から切ることを繰り返す
  根気よく続けることにより、節間のつまったいい性質の枝が生えてくればそれを活用する
  (よりよい枝に切り替える勇気が大切)

2 鉢を小さめに、さらに春の肥料はやや控えめに


不要芽や不要枝を整理しました
株立ちの基本形がだけをしっかり掴んで、無駄枝に惑わされないように


節間のつまった短めの枝を残しました


後ろ姿
主幹の背中に若い徒長枝が走っていますが
この枝は来春に元の数ミリを残して切ります

その元に吹く芽の中で、いい性質の枝を活用するようにします

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