前の年に取木した細い苗を去年(2017年)の春に、宗像一蒼さんの4cm鉢に入れた細い舞姫もみじですが、持ち込みの時間の経過というものはたいしたもので、やはり今春化粧鉢にいれたものより盆栽年齢的に眺めると、グーンと年上に見えます。
何時も思うように、やっぱり盆栽年齢は太さやサイズよりも持ち込みの古さからくる古色感、つまりは落ち着きから滲み出てくるものなのですね。幹の太さはわずかに2.5mmくらいですが、木肌や枝のゆすりなどに何となく自然味と古さが感じられます。
今日お見せした売れ残りのやせっぽっちの舞姫三幹も、できのいいのから売れてしまし、悪いのはどうしても長い年月手塩にかけることになってしまい、面倒見ている間に次第に愛情が濃くなってしまうという訳ですね。まあ命あるものですから形の優劣だけで差別をしないで、できるかぎり愛情をかけて育ててやりたいものですね。
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