2018年1月12日金曜日

大幅リニューアル

年の秋ごろからやっと腰が持ちあがった、我が「盆栽屋.com」のリニューアル。ともかく長い歳月の塵や埃や欠陥の掃除や修理はもちろん、何よりも18年の間に褪せてしまった新鮮な色彩を取り戻さねんばなりません。そんな訳で、暮れから正月もオチオチできず、引越し作業に追われる毎日です。
つきましては、長い年月にわたる温かい応援、誠にありがとうございました。リニューアル達成のあかつきには、旧来に倍したご鞭撻を誠心よりお願い申し上げる次第です。

さて、このような節目の時にいるからでしょうか、「盆栽屋.com」を立ち上げる直接のキッカケになる当時のある場面が思い出されて仕方のない私です。

それは2000年の3月でした。

商売用の盆栽撮影用にアナログのバカチョンカメラを買いに出かける私をつかまえた我が家の息子が、何の説明もせずにとにかくデジカメがイイと強く勧めました。

それを真に受けた私は、デジタルとアナログの区別も皆目わからないままに、国道沿いの量販店でキャノンのコンパクトデジカメを買ってきました。ところが息子はこのときになって、初めて私に向かっていったのです。どうしてパソコンとプリンターも一緒に買わなかったの?

なんということか、そのときになって私は初めて、デジカメにはパソコンとプリンターが揃っていなければ写真を刷ることができないという、ごく初歩的な知識を知らされたのです。息子も息子です。自分の親の知識のレベルぐらいわかっていたはずなのに。

ともかく、大学一年生だった息子もインターネットの初歩的な知識は知っていても、自宅でパソコンを必要とするほどの時代ではなかったのでしょうね。まあ時代は新旧の入れ替るスレスレというかギリギリの端境期だったのですね。

そのときを境にして、時代に触発されたのか、ハタマタやけのやんぱちになったのか、パソコンとプリンターを購入した私は、憑かれたようにパソコンと大格闘の連日となり、寝食はもとより盆栽の水やりも忘れるくらい!?の日常となってしまったのです。

そしてとうとう、数ヵ月後の81日には、自作の手造りホームページ「盆栽屋.com」を立ち上げて公開してしまったのです。もちろんボロボロのガタガタのツギハギだらけですが、当時の記事を顧みると、壮年時代の情熱の残滓もまだ僅かに窺える気がいたします。


という訳で「盆栽屋.com」は嘘も隠しもなく、このデジカメ事件が直接の契機になって生まれたものです。まさしく「あぁ、あれから18年」ですね。

みなさん、長い間お世話になりました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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