昨年の春先に取り木(針金結束法)をかけた真柏
激しく捻転した力強い幹筋を、10㎝前後の樹髙にまとめようとの意欲的挑戦です
今日ご紹介するのはその中の一本で、今はハシやんの持ち物ですが
すでに今年の春には発根が確認されています
6月13日のスクールの日
ハシやんがその真柏に挑んだのです
私は他の生徒さんのお世話もあって、ついウッカリ、全課程の写真を撮れなかったんですが
ともかく作業前と作業後の画像を紹介し、またの機会の参考にしたいと思います
この真柏の仲間は10鉢ほどあって、すべて今年の春に発根済が確認されていますが
私は9月過ぎまで根の充実を待ち、その時点で以後の対処法を検討するつもりでいます
しかしハシやんは、現時点での発根の状態を詳しく確認し
その位置が気に入らなければ再び手術をし、理想の位置に発根を促そうとの魂胆です
商品であるために、時間をかけて安全策をとりがちの私に比べ
果敢な冒険心旺盛なハシやん、見上げたもんですね
検証の結果、理想的な箇所には発根が見られなかったので
そこの表皮を大きく削りとり発根促進剤(メネデール)を塗布して、再チャレンジとなりました
しかし、転んでもただ起きないのが、ハシやん流です
私のように用心深く漸進的な流儀をとりません
将来不必要になりそうな絡みの枝をバッサリ
皮を剥くまで一気にやり遂げました
余談になりますが、、盆栽は時としてこの思い切りが大切
適期に適切な処置をしてやることが、大幅な時間の短縮(近道)になるからです
もっとも、我慢をすることにより近道を通る結果になることも度々あるので
その判断が盆栽を育て上げる上で重要なポイントとなります
ベテラン愛好家はその長い経験により
思い切りと我慢との両方を上手に使い分け、時間の短縮を図っているというわけです
さて、この続編は秋になるでしょう
楽しみですね
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