人気の割りに仕立てられている数が少ない出猩々もみじ
ましてミニ盆栽は、なお稀少ですね
そこでみなさんに、出猩々ミニ盆栽の素材の作り方を伝授しましょう
安い費用で確実に優良な素材をゲットできますよ
今年の春に上野グリーンクラブで、知りあいの園芸店のおじさん(私よりちっと年上)から
しっかりと値切って買った出猩々もみじ、たしか4.000円くらいだった記憶があります
樹高は9.0cmですが、足元から2.0cm上がった箇所で取り木をかければ
完成樹高が6.0cmくらいの、可愛らしいミニ素材を作れそうです
しかし、いきなり取り木をかけても、肝心の根張りが心配
そこで、取り木をかける予定の高さに、針金をちょっとキツメニ巻いておきました
ほらほら、ごらんください、針金でせき止められた箇所です
光合成により葉で作られ根っこに蓄積されるべき養分が、針金により途中でせき止められています
出猩々は、普通の方法で取り木をかけても発根は容易な品種ですが
この方法を併用すれば、八方根張りは間違いなしです
来年の5月ごろに針金を外し、栄養分の蓄積されたくびれの箇所の上部(白点)から
環状剥皮の取り木をかけます
白点の部分には、針金によりせき止められている養分がたっぷり蓄積していますから
わずかな日数(2~3週間)で発根します、それも八方にですよ
このように、急がずに一年よけいに時間をかければ
しっかりと根張りの整ったミニ素材がゲットできるのです
急いでやって、のちのち根張りの悪い素材で苦労するよりも
盆栽時間での一年間は最小単位の時間ですね
急がば回れ、実行してください!
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