盆栽人にとっては「水やり」が勝負の夏となりました
今年も梅雨明けの初っ端から例年以上の過酷な猛暑の様相
盆栽にとって水やりは、「水やり三年」とか「水やりに始まって水やりに終わる」といわれるほど
盆栽にとって奥の深い技術といえます
ついウッカリしの水切れなどを気をつけることはもちろんですが
案外に多いのが「過水」の害です
「過水」は一時的な水切れと違い、ジワジワとボディーブローのように根にダメージを与え
本人の気がつかないうちに盆栽の勢いを奪ってしいます
ベテランは、根を常に水びたしにする「過水」のこわさがわかっていますので
「過水」はかえって、熱心な初心者が陥りやすい落とし穴のようです
盆栽の水やりの鉄則は、「乾いたらやる」ですから
だんだんに「乾かすことの勇気」も学んで頂きたいと思います
この安部性もみじのような、薄目で鉢底の平らな鉢は乾きやすいがのですが
構造上水をやった後の一時的な水抜けが遅いのが特徴
ですから水をやった後に、このように鉢を傾けて余分な水分を切っておきましょう
または、片方にカイモノをし傾斜をつけておくと水が早く抜けます
この楓の入った丸鉢も底が平らなので↑の楕円鉢と同じです
傾けて余分な水を切っておきます
このように細かい気遣いひとつが盆栽の生育に大いに影響します
「水やり三年」、がんばってくださーい!
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