昔の人たちは、誘導することを呼ぶと言い替えたのですね、命名っておもしろいですね
さて、この期待している山ずみ、枝に2本、根に1本の呼び接ぎがされています
今年の春先に外しても大丈夫とは判断していたのですが、今日まで我慢しました
というのは、早く結果をみたくて気のせくあまり、失敗することも案外あるんですよ
それも、かなりのベテランにそういうことが多いみたいです・・・
枝は伸ばし放題
1の呼び接ぎ用の徒長枝は先で方向転回して2へ
2がボディーの背中側で呼び接ぎされ、3と4を形成しています
呼び接ぎ成功の一つの目安は
接ぎ口の手前(2の部分)よりも接ぎ口の先、つまり3と4の方が太くなっていること(よく見比べてください)
もう一つの目安は、新しく作られた枝(3と4)がみずみずしく
接ぎ口あたりの表皮に、肉上がりが活発に行われている勢いが感じられるです(これは勘と経験が必要)
よく検証すると、その2点ともクリアーしています
ただし、5の根への呼び接ぎについてはいくらかの不安あり
おそらく大丈夫とは思うけど、もし外れたら大痛手
よって、根だけは慎重を期して次回へまわすことにしました(ガマン、ガマン)
入り口の不要枝を切る
不要枝を外した姿
拡大図
根の呼び接ぎの箇所拡大図
ボディー側の括弧上の半円の線が呼び接ぎされた痕です
完全に癒着した表皮はみずみずしい印象ですが、ここは慎重にいきましょう
作業完了図
呼び接ぎが成功したかしないか、結果は1~2週間で判明します
新しい枝の芽は葉が元気であれば成功、失敗ならたちまち葉が萎れて枯れてしまうからです
ところで、今では名木の作出に欠かせない技術となった呼び接ぎ
いつか実演をご披露しましょう
では
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