人気樹種の長寿梅ですが、案外にその培養管理法
とくに、小枝の剪定時期や葉透かしと葉刈りについては、ひとによりかなりの相違があります
剪定1回派 (春の新芽を伸ばしっ放しにしておき、秋になって剪定するひと)
剪定2回派 (入梅前と秋の2回剪定するひと)
マメ派 (伸びるたびにマメに摘み込むひと)
また、葉刈りや葉透かしをやるひと、やらないひとなどなど
あなたはどのようにしていますか?
これくらいに小枝がほぐれている持込の古い長寿梅は
ご覧のように今の時期になっても、ほとんど徒長しませんが
フトコロに日光と風が通るように、外側の大きめの葉を軽く透かせてやりましょう
基本樹形は出来上がっているが、もっと小枝を密にしたい長寿梅
樹勢もよく元気ですから、葉刈りをしてさらに小枝の分岐を促します
春の新芽を1~2芽残して枝先を切り込みます
(向って右の枝は利き枝ですから、全体のバランスを見て最後に切り込みます)
ハサミの先を使って丁寧に葉を刈り取っていきます
細かい作業ですから焦らずに
以前から気になっていた下の矢印の足元の食いつき枝は
上の利き枝をさらに強調するために、思い切って切り取ることに決定
足元の食いつき枝を外したので、向って右の利き枝が目立って
構図のスケールが一段と大きくなりました、正解のようです
前面に直径6~7mmの傷ができてしまいましたが
樹勢も旺盛ですから必ず順調に治癒します
後ろ姿
逞しい根張りと立ち上がりが一層引き立つように
今秋の植替時にはこの角度で植えつけます
今日は長寿梅の葉刈りの勉強をしましたが、その注意点
長寿梅の葉刈りをやるためには、たっぷりと元気をつけておきましょう
適期は入梅前
樹勢が普通以下の長寿梅には、葉刈りは禁物です
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