山採り真柏の再現を目指し、激しい幹模様をサバ幹に仕上げ、不要枝の樹皮を剥いてジンする
小品真柏の作出は、まさに小品盆栽界の夢です
大き目の鉢で肥培管理していた素材
昨年の早春、大幅に不要枝の荒切りをし根も切り込みました
完成予定樹高は13.5cmです
昨年早春の姿
春からこの秋にかけて根作りの管理も順調で
冬越しもうまくいき、いよいよ基本樹形作りの段階に入りました
以下、整形作業後の姿を見ながら基本樹形の解説を致します
将来の構図がはっきりと見えてきました
大器の素質十分ですよ
1 向って右手前に躍動するジンの動きを最大の見どころとしました
2 そのジンとボディーの動きを強調するために、植え付け角度を大幅に修正しました
3 向って左に突き出した枝はジンとして活用します
以上の3点が基本樹形を決めるポイントでした
正面の拡大図
1 火炎のように捩れながら躍動するジン
2 複雑に絡み合うボディーの力
3 捩れながら突き出されたジンが樹形をさらに雄大に見せています(将来は削り込む)
姿をよりコンパクトに縮めるための様々な工夫と仕掛け
1 ジンに木ネジを打ち込み、牽引するための基点としています
2 針金を巻いただけでは矯正できない場合の牽引の方法
後ろ姿
完成予想図
今年からいっぱいは、根作りを念頭において培養し
樹冠部の充実を目指します
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