され、2年前から仕立て中の出猩々もみじ
一年ぶりの登場です
まず過去のつれづれ草を見てください
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昨日のフリースクールでのこと、常連のKさんにせかされ
重い腰がやっと上がりました
重い腰の原因は、出猩々は新芽の節間が伸びやすいため
いい位置に芽が吹いても、節間のつまったいい枝は10本に1本くらい、非常に少ないんです
さて、今年は使えそうな節間のつまったいい新芽が、いい位置に吹いているでしょうか
Kさんと二人でじっくりと検証してみました
樹勢はごらんのように申し分なし
下方からなんどもなんどもKさんとフトコロをのぞいて意見を交わしました
ポイントは3点
1 向って左の一の枝は、先端をつめて針金をかける
2 向って右のニの枝は、間延びしているので中間から切り戻し、新しい芽吹きを期待する
3 上部に勢いをつけるために徒長させていた枝(↓)を切り、新しい芯に切り替える
この3点で一番難しいのは3の新しい芯の選定
白線で示した切りかけの枝が、徒長させていた枝です
この枝のおかげで上部にずいぶん勢いがつきましたが、もう役目は終わりました
これ以上つけておくと、その付近が太りすぎてしまいます
幸いにその後ろに新しい芯の候補を発見
これはKさんの精密な検証によるものでした、感謝
新しい芯候補を発見したことで作業は一気にはかどりをみせ、急ピッチになりました
1 一の枝は、先端を追い込む
2 二の枝は、中間からの芽吹きを期待して詰め込む
3 将来の裏枝候補の細い新しい枝が2本
4 なるべくコブにならないよう、傷口の処理をしっかり行う
5 新しい芯(↓)候補はしっかり伸ばして勢いをつける
ポイントの拡大図
白癬の矢印が新しい芯候補です
新しい芯候補付近を裏側から見る
白線矢印が新しい芯候補
剪定後の全体図
さて、これから針金をかけ、左に傾いた芯を右方向へ曲げなくてはならない、ちょっと難しい作業になります
雑木類の枝葉は、松柏類のようには間単に曲がってはくれませんね
さあ、気合を入れて!
矢印で示した方向へ曲げ、将来は白線のような芯を形成する計画です
どうやら芯候補は右向きに曲がりました
盆栽用語で言うと「芯が起きた」、そういう表現になりますね
針金をかけている期間はおおよそ一ヶ月間
ひどく食い込まないうちに外すことをわすれてはいけません
作業完了図
現在の樹高は、針金の最上部で7cmです
新しい芯を作りこんで10cmで収めたいと計画しています
Kさんどうもありがとう
(じつは、針金以外の作業はすべてKさんがやってくれました)
では
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