2005年10月9日日曜日

黒松管理のコツ

ご希望が多かったので、あちらこちらと黒松のミニサイズの模様木を探し歩いて
何本かは納得の行くものを見つけ出すことができ、ホット一息ついているところです

ところで、黒松作りオンリーの棚を訪ね歩くその過程で
黒松には黒松独特の管理法がある、この当たり前のことを再認識させられました

樹種により培養法のことなるのはもちろんのことですが
黒松の専門家はその管理法を、「特化した形」で実践しているのです

その中から、すぐに実践できる初歩的なことを幾つかご紹介しましょう


黒松模様木 樹高11×左右16cm

針(葉)が太く色もいいですね

まず置き場所です

できるだけ日当たりと風通しのいい場所を選びましょう(西日も当たったほうがいい)
可能なら、黒松は黒松だけの場所にまとめてみたらいいでしょう(水やりにも便利です)
私も、来年は黒松専用の棚を一段高い場所に作るつもりです

用土

関東では赤玉と砂を半々くらいで植えていますが、関西方面では砂単体です
関東でも砂の割合をさらに多くしてもいいような気がします
堅めで水はけのいい用土に植えて、水も肥料ももっと多めにやりましょう


一の枝をぐっと下げてみました、どうです、貫禄が出ましたね

次に殺虫殺菌のこと

冬季に石灰硫黄合剤で消毒します
そして、活動期に気をくばるのは「ダニ」対策です
「ダニ」のたかった葉は緑色が褪めたようになり、生気がなくなります

「ダニ」は肉眼では見えにくいので、白い紙の上で黒松の葉を揉んで見るのです
紙の上に落ちた塵の中に針の先くらいの動くものがあれば、そく「ダニ専用」の消毒をしましょう

「ダニ」は5日くらいで成虫になるので、1回の消毒では退治できなかった卵が孵って数日でまた産卵してしまいます
ですから、少なくとも1週間おきに3回くらいは繰り返す必要があります

以上のことを徹底して実践しただけで、あなたの黒松は格段の成長間違いなしです
では

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