2005年6月21日火曜日

是好の世界2


この写真は、是好さんの著書「小品盆栽」の函の裏表紙です
三段の飾り棚ですね、この頃はこのような飾り棚が主流でした

現在では箱型の卓、いわゆる「箱卓・はこしょく」が主流で、それに飽き足りない人たちが箱卓をアレンジし
新しい趣の飾りを目指し始めている、という段階です

小品の席飾りでも戦前、戦後、現代と大雑把に三段階に分けた場合でも
かなり傾向の変遷があるようです


昔の盆栽の写真集を見てうれしいことの一番は、とにかく珍しい鉢に巡り会えることです
前項でお話したように、盆栽だけなら現代のほうがグーンと格が上ですが

ところが鉢となると、現代ならば桐箱に入れて大事にされている逸品鉢が
そうです、この木瓜でさえ、「竹本の染付け鉢」が惜しげもなく使われていたりするのです

もったいなーあーいー
欲しいよーおー

そんな感じです
竹本の染付鉢、珍品ですよ


当時としては珍木(ちんぼく)であった小姓梅

しかし、東福寺の太鼓鉢が立派過ぎますね
東福寺の白釉の太鼓は少ないですよ


持込の古い楓です

コツコツとハサミで作ったもので
この雅味には現代にも通用するセンスが感じられます

ところで使われている鉢は、これまた希少な小糸泰山作
使い込みの時代感、実物を手にとって見たくなります


是好さん盆栽の師匠である「杉本佐七翁」遺愛の赤松

さすが杉本さんの仕立てたものは、大きさに拘らず盆栽の持つ普遍的な美が感じられますね
小品とは思えない、大自然の風雪に耐えて生き抜く赤松の生命力を盆上に表現して余りあります

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