2004年12月1日水曜日

黄楊(つげ)の根卓

天然自然の根っこのように彫りだした卓(しょく)を根卓(ねじょく)といいます
普通、卓台は「たくだい」と呼びますが、盆栽界では「しょくだい」と習慣的に言っていますね

盆栽通を自認する人は「しょく」と呼びましょう
プロは「たく」とは呼びません

小品用の飾り棚は箱卓「はこしょく」とか小品卓「しょうひんしょく」
いいですか、呼び方であなたの盆栽の偏差値がばれてしまいますよ

ベテランらしく「卓・しょく」と呼びましょう!


さて、本題の黄楊の根卓
私が長いこと持っている上等の品なんです、何時買ったかも忘れたほど昔に手に入れたものです

めったに使わないんですが、きょう盆栽棚で長寿梅の古木が真っ赤な花を咲かせているのを見て
瞬間的にこの黄楊の根卓を思い出したんです


押入れの奥から取り出して飾ってみたら・・・・・
この長寿梅には大き過ぎましたね

長寿梅は模様が良くて、木肌も古い
根卓だって、戦前の作で、鼈甲色の時代物

でも悲しいかな、釣り合いが取れなくてはせっかくの名品も形無しですね
そう、今日の言いたいことは

お互いにどんないいものであっても、取り合わせが大切だということです
愛好家のみなさん、盆栽と道具(卓台など)の関係にも気を配ってくださいね!

洋服と靴、着物と帯や草履
その関係とまったく同じですne

おしゃれなあなたなら理解できるはずです!

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