青閑のスケッチブックを手に入れました(30枚)
昭和の20年代から30年代にかけての描かれたもので
彼の素顔に迫るための貴重な資料にもなります
そのうちの何枚かご紹介しましょう
秋花是好
深山紫苑 盆二寸余 草丈又同 風雨有情
中村是好氏作 昭和二十八年仲秋 凡彩写
深山紫苑(みやましおん)とはキク科の花の名前
中村是好が作った草もの盆栽を写生したものであることがわかります
是好は亡くなるまで東京葛飾・堀切の住人でしたし、当時青閑も堀切近辺に住んでいたはず
二人の交遊のほどが偲ばれます
青閑は凡彩とも名乗っていました
それにしても昭和28年といえば、あの惨めな戦争が終わって僅かに8年
(私は小学生)
まさに、花より団子の時代ですよ
その時代に豆盆栽に興じていたのですね、このように改めてその証拠を突きつけられると
世相を超越した二人の「筋金入りの通人」ぶりがわかって楽しいですね
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