柳は春から夏にかけての風物詩ともいえる植物です
盆栽としても昔から文人趣味の人々に愛されてきました
しかし、昨日巡り会ったこの木のような本格的な盆栽樹形のものはめったにありません
たくましい立ち上がり、力強い幹模様ともみごとです
とくに、元から下垂し、再び空を掴むように上昇している一の枝の表情は
松柏盆栽に匹敵する迫力があります
現代盆栽の作風では、繊細さの中にも天然自然の生命力の力強さと
しっかしした構図を求められます
まさにそのお手本のような作品です
さて、昨日のつれづれ草で俳句のことをお話しましたね
今日は自作の句はやめて歳時記から気に入った句を紹介します
やなぎから 日のくれかかる 野道かな 蕪村
橋落ちて うしろ淋しき 柳かな 子規
0 件のコメント:
コメントを投稿