2003年5月12日月曜日

春の句

きょう仕入れに出かけて柳の小品盆栽に巡り会いました
それも本格的樹形の半懸崖です
持ち込みも古く、思わず「ヤッターッ!」と心の中で叫びました
柳の本格盆栽は珍しいんです

近日中に頒布コーナーに掲載しますので楽しみにしていてください

ところで、その柳の盆栽をしげしげと眺めながら思い出したことがありました
私は20代の後半に知人に誘われ、柄にもなくある句会へ半年ほど参加したことがあります
その句会であるとき、芽柳、うららか、春風の三つの春の季語が取り上げられてました

そのときの句だけはなぜかいまでも覚えているのです
柳の盆栽を眺めながら思い出したのはその俳句です

ここまで言ってしまったので我が駄句をご紹介しましょう
ちなみに私の創作活動は、その半年間で終わったまま現在に至っています

春風や 園児の列の みぎひだり

芽柳や 堤はるかに 七曲り

読経の ふとおかしくて うららなり

参加者の誰も誉めてくれなかったことも覚えていますが
どうしてこの三句だけ記憶しているのかも不思議なんです

春風や たがのはづれし 桶のざま   真砂女

辛うじて 芽やなぎ水に とどきけり   万太郎

行き合うて 隔たる堤 うららかに    汀女

歳時記より抜粋しました
やはり情景がいきいきとしてますね

お恥ずかしいーッ!

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