2002年12月23日月曜日

盆栽の木肌 2




山もみじの木肌です
縦縞が入っていますね、これが山もみじの肌の特徴です

半分から下は濡れているので黒く見えます
濡れた黒い部分にも茶色く縦縞が見えます
乾けば白い肌になります

しかし古い木でも、根張りの地ぎわは長い間土や肥料に触れているので
歯ブラシで垢を洗い落としてやる必要があります
掃除をして日光や空気にさらされると、きれいな白い肌になってきます

人によると冬に石灰硫黄合剤を塗ります
これは消毒の意味もあります
毎年それを繰り返していると、古い肌はますます白くなります
一種の白粉の役目をするんですね

はじめから鉢で育てたものは肌がきやすいのですが
畑で急激に太らしたものを鉢に上げた種木は、肌がくるのにかなりの年月がかかります
そんなところからも、盆栽の古さを計るのに
太さだけでなく肌のぐあいから見分けることもできます

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