2002年10月27日日曜日

日本盆栽作風展審査風景 4

日本盆栽作風展の審査方法を簡単に説明します

1 全出品作品の中から、予備審査により各部門から3点ずつが選ばれる
  (この3点にノミネートされるだけでたいへんです)
2 本審査により、全体の中で一位の作品に内閣総理大臣賞
3 松柏部門の第一位に文部大臣賞

というふうに各賞が決まります
さて各部門の受賞作品をご紹介しましょう


内閣総理大臣賞に輝いた黒松
全出品作品のグランドチャンピオンです
樹高60cmくらいの非常に古い木で
足元から幹の曲と皮肌の古さ、枝の雅味
そして、風格、申し分ない名品です


文部大臣賞の五葉松
松柏部門のトップです
厳しい自然の風雪に耐えて生き抜いてきた生命力を感じる作品ですね


毎日新聞社賞に輝いた楓の石付
石付や寄せ植えなど、創作盆栽の部門のトップです
密な小枝に作者の丹精のあとがうかがえます
葉性が細かいですね
さらなる発展が期待できます


中品部門(樹高40cm以内)のトップは
この初雪桂
みごと環境大臣賞受賞

木の古さと、葉のきれいさに心奪われる作品です


寒桜
雑木(落葉するもの)のトップです
農林水産大臣賞を獲得
新春の開催時期に花を咲かせれば、会場の一番人気になりますね


皐月盆栽の部門のトップは日本花いっぱい協会賞
木もいいけれど、使っている鉢が見事な時代物でした

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