2021年2月20日土曜日

九眼長城(名品紹介)



貴船石 銘・九眼楼長城
間口8.5×奥行き6.5×高さ7.0㎝

本来ならば春の植替え準備に取りかかる時期なのに、最近巡り合った素晴らしい水石を皆様にご紹介したくって、パソコンの前から離れられないでおります。
親しい同業者が持っていたこの茅舎石が欲しくって、オネダリシテやっと譲ってもらった汗の結晶です。 それにその時点では命名もされていなかったのです。


正面やや右側面より

二層の構造の高楼と四方に狭間を備えた堅固なイメージから万里の長城における最も規模の大きな九眼楼から命名しました。


正面やや左側面より




台座は嵌ったままめったに外れません


正面やや上方より




後ろ正面より

産地は京都の貴船石で、養石されて随分と年月が経っています。古色感に申し分はありません。


正面やや左側面より


台座と石の底面
九眼楼は万里の長城の中においても最大規模の大きさと重要な戦略的な意味をもった要衝の楼閣で、二層の展望台と周辺には各々九つの狭間をもった堅固なつくりになっています。
 

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