盆栽だけでなく盆栽で使う道具類(鉢や添えの水石など)は繊細で傷つきやすいものがおおい。挙げたものの他でも添配(てんぱい)と呼ばれる人形などの添え物も普段から丁寧に扱う必要があります。
広東釉外縁切足丸
傷をつけないためには第一に丁寧に扱うことですが、それとともに、そののものの価値に相応しい入れ物を用意することです。
瑠璃釉反縁切立雲足正方
これらの8つの桐箱はすべて古銘鉢を収納するために新調した桐箱です。ごらんのように上質の柾目板を使って端正で丁寧な仕上がりです。
天目釉外縁切足長方
箱には作家名や鉢の形状や釉の名前を墨で記してあるので、中身は一目瞭然というわけです。
南蛮外縁陽刻文切足丸
この8つの鉢の中で、この南蛮だけが支那鉢でした。あとはすべて日本鉢です。
焼締反縁獣面足丸
箱の上部に嵌め込んである黒いものは黒檀の爪掛け、つまり開閉のときに使うところ。
鉄砂釉窯変渦巻文撫角長方
お好みにあわせて、楷書、行書、草書などさまざまな字体を用います。中身のイメージと字体をあわせることも楽しみの一つですね。
白釉外縁切足正方
橙釉窯変反縁切立切足長方
長い年月の持込により桐箱も狐色に焼けてきて時代感が滲み出てきます。
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