2020年12月16日水曜日

楓甲羅吹きミニ

雑木類でしかも株立とか根連なりや甲羅吹きとかとなると、私の最も好みの樹形といえるでしょう。もちろん本筋の模様木なども大好きですが、自然の風景をそのまま小さく鉢の中へ再現したような感じはたまりませんね。


今年の夏ごろ手に入れた記憶があります。主幹を中心に十数本の子幹がバランスよく吹き上がっています。甲羅はボリュームに溢れて迫力に満ちています。



改めて全体の姿を眺めてみると、甲羅の動きや主幹や子幹など、総合的にはまだまだ荒っぽい感じがしますね。もっとも、それだけに力強い迫力も伝わってくるし、将来性が感じられるともいえるのですが。


枝先もご覧のようにやや荒っぽい感じです。来春にはきっちりと植替えしてえ、葉刈りも2回励行すれば、見違えるほどの枝先になるでしょう。たった一年の丹精で大幅な出世がきたいできます。


甲羅に小さな切り傷の痕が幾つかあって、それらが丁寧に処理されていませんね。春の植替え時に傷口の周囲を丁寧に削り治しておきましょう。



後姿。


樹高18.5×左右22㎝

あと三年ほど面倒をみてやれば枝先と木肌ができあがり、削り治した小さな傷跡もきれいに癒えるでしょう。楽しみです。

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