2018年8月3日金曜日

作る・けやき箒作り

種子を蒔いたのは私ではないが当才の末、つまり2年生の始めのころから3本の苗を手にかけて、残った1本の箒作りのけやき。たびたび「盆栽つれづれ草」でご紹介してきたので、旧いリピーターさんでは覚えているいる方もいらっしゃることでしょう。
今では樹齢は13年目になり、樹高も16.5cmになりました。太さは足元で1.5cmほどなのでさほどではありませんが、まあ木肌はかなり時代がきていて時代感もそこそこです。
(このブログのトップページのブログアーカイブの【ラベルけやき】の項からお入りください。以前の姿にお目にかかれます)

ところで、ここ数年間、冬姿が枝が細かくてとてもいい感じなのですっかり油断してしまい、ついつい「小枝すぐり」を怠けておりました。「小枝すぐり」とは、かんたんに云えば「小枝の整理」をして小枝の粗密のバランスをとってやる作業です。密になり過ぎた部分を整理し、粗の部分に力が行くようにしむけてやるのです。ですから、この作業を怠ると知らぬ間に枝に強弱が生じて、けやき特有の優美な枝打ちがそこなわれてしまいます。

小枝が混み過ぎて枝先の粗密が乱れている感じがしますね。このような状態は「小枝すぐり」の不足によるものです。

木の裏側からみるとその乱れた枝先の様子がなお一層目立ちますね。
現在の姿の10日ほど前に葉すぐりをしましたので、心なしかその効果で残された小枝と葉先に生気が戻ってきたような気がしています。
みなさんも、徒長枝や不要なフトコロ芽や不要枝などを軽く整理して日と風の通りをよくしてあげましょう。残された枝葉に生気が戻ってきますよ。

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