数年前に、当時としては太さも樹高も大きめの舞姫の素材苗を3本ほど、口径1尺(30㎝)の大きな仕立鉢に植えて思いっきり伸ばしっ放しにしてみました。もちろ水はけのいいようにゴロ土をたっぷりと入れて、ぜんたいに粗目の赤玉土でざっくりと植えました。
すると、植えたその年はたいしてえ目立った成長はしませんでしたが、2年目以後の生育には目を見張るものがありました。やはりある程度鉢内に根が張ってからのほうが養分の摂取がうまくいくようです。
3年間徒長させておいた結果、足元は子供の手首くらいに太くなり、樹高は1mに近いほどに成長しました。当初私はこれらの模様の面白い処に取木をかけて盆栽素材をゲットする狙いだったのですが、この紅葉の見事さを見た私は、もう一つの欲張った目的を思いつたのです。
来年にはこの鉢植えをあと10鉢ほど増やし、春の芽出し時、若葉の季節、さらには秋の紅葉の時期など、その都度見ごろによって庭のあちらこちらに移動してたら楽しいだろうと。
紅葉の色彩は個々の鉢の栄養状態や健康状態、さらには日照条件によって微妙に変化するはずですから、普段から培養状態を意識的に違えておけば楽しさも倍増するでしょう。
盆栽素材の肥培と移動式紅葉の生垣とでもいいましょうか、欲張った計画は来年にむけてすでに走り始めたようです。
では!
0 件のコメント:
コメントを投稿