2017年12月11日月曜日

山もみじ変形樹形

筏吹き、根連なり、株立ちの三樹形は、よく似てはいながらも、成り立ちの過程によって、見方によって、そして見る人の想像力や判断によって、表現の異なってくることはあるものです。

盆栽屋.comのオヤジが今日ご紹介するお気に入りの山もみじの小品が、まさにそのいい例です。

樹高は12㎝で左右の幅は18㎝ほどあって、とても葉性(はしょう)と枝性(えだしょう)の優れた山もみじです。

樹齢は20年を超えているでしょう。恐らく左右の両側の下枝を地面に這わせ、周辺に吹いた不定芽を株立ちのように立ち上げたのでしょう。見ようによっては根連なりや筏吹きにも近いですね


すべての葉が落ちました。一年間の小枝の成果をじっくりと眺めるうれしい季節です。


これから細かい不要芽や枝を根気よく整理していきます。


時間をかけてゆっくりと不要な芽や小枝を整理します。落葉期の今が剪定にもっとも適した季節です。

ところであなたはこの山もみじの樹形を何と呼びますか、株立ち?根連なり?筏吹き?

0 件のコメント:

コメントを投稿