昨日の盆栽スクールはよく晴れて案外気温も高くて
生徒さんたちも気合いが入ったいい勉強ができたと思っていたら
今日は朝からの小雨が、午前の10時ごろからいきなり雪にかわって
たちまち本格的に降り始めています
夕方まで降り続くという予報なので
この様子ですは数㎝は積もる勢いです
さて、私たち盆栽人は、12月の冬囲いを終って年が替われば
早くも春の植替えに思いをはせるのが習性になっていますね
ところが、寒中の植替えは凍るのが怖くて
立春(節分)頃までジリジリとしながらも我慢します
しかし、立春を過ぎるあたりから、冬囲いの中で手厚く保護された盆栽たちの芽の動きは案外早くなり
間に合わずに毎年やり残しが出てしまうものです
そこで昨年の暮れのうちから、今春の植替え始めは
2組の子供の家族がそれぞれに自分たちの住み家に帰るころ、つまり、正月の4日あたりと決めておきました
問題は場所とムロの形態ですが、いろいろな条件を考慮した結果
仕事場、物置兼用のビニールハウス内に、小さなビニールトンネルを作ることにしました
また、、おそらく、ハウスのトンネル内でも寒中には軽い程度ながら凍るでしょうから
ビニールの上から毛布などで二重に覆い凍結を防ぐことにしました
暮れのあいだに寒暖計で事前に試した結果
3~4℃の温度を保てることを確かめ
これなら凍結しない!
もしヤバイときには、もう一重の覆いをすればいいなど。私としては案外慎重に計画した感じです
そして、、もくろみ通り、幸いに3日にはみんな帰ったので(笑)
計画通りに植え替えが始まりましたよ
仕事場と物置兼用のビニールハウスの片側に作ったビニールトンネル
上から毛布、古いカーペットや布団で覆って厳重に保温しています
この状態で、早朝の温度は、暖かめの日で4~5℃
庭の水瓶の水が、厚さ1㎝ほど凍るような寒い日でも2℃くらい
大寒に向かって寒さはさらに厳しくなるでしょうが
その場合は、二重の覆いをする覚悟です
このようなビニールトンネルが、保護室として優れている点は
なんといっても、湿度を高く保つことが容易なことですね
冬の保護は、寒さよりもまず乾かさないこと
それが一番のポイントですよ
盆栽屋.comのビニールハウスは、北側のあまり日当たりのよくない場所に建てられているので
室内の温度が上がりすぎず、かえって好都合
それでも日当たりがいい日には、トンネル内の温度が上がりすぎないように、ハウスの戸口を開け
トンネルの覆いやビニールをめくって、温度調整が必要です
冬眠中の落葉樹は、うす暗い場所でも大丈夫
盆栽の幹肌の濡れ具合から、湿度が高いのがおわかりですね
置くはキンズの実生苗、寒さに弱いキンズがあのくらい緑が濃いということは
環境がいいということですね
春の芽の動きが早い樹種であるもみじや楓は、早めに植替えましょう
撮影日に庭の水瓶に厚さ1㎝ほどの氷が張りましたが
植替え用保護室内は2℃で安泰です
ゆうゆうですね
ばりばり植替えしまーす!!
ごらんのように、、寒中に早めの植替えをする方は
2つのポイントに留意すること
★ 凍らないように
★ 鉢土はもちろん、保護室の湿度を保つ工夫をすること
では、じゃんじゃん植替えを始めて下さいね!
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