2009年10月15日木曜日

スクール速報・ずみ逸品

樹高約6~7cmの山ずみ
盆栽屋.comから買っていただいたものだからって、褒めるんじゃありませんが

目の利いた愛好家なら「おー、これはいけるぞ!」と思える逸品です
この持ち主はスクールの常連・ターさん

ちゃらんぽらんに見えて、けっこう繊細な神経も持っていて
ときには言いにくい事でもズバズバくるが、陽気で明るい人柄から、それらはすべて楽しい話題となる

この人のまわりはいつも陽気で楽しい雰囲気に包まれていて、つくづく人徳を感じますね
ツカさんとは離れがたい盆友で、いつも漫才のような掛け合いを楽しんでますよ

「ツカさんよ、ツカさんの盆栽よ、オレが預けてるようなもんだよナ、オレの方が若いんだからヨ
いまにみんなオレのもんになっちゃうよナ、しっかり上手く作っておいてヨ」

「計算どおりにはいかないゼ、番狂わせもあるしヨ、うっかりするとその山ずみだって、逆にオレのもんになっちゃうゼ」
などなど、これくらいのやりとりは日常茶飯事(笑)



秋口にやや水を切らせたのか、芯付近の葉がすでに落葉
ターさんは芯が枯れ込むんじゃないか、といたく心配してスクールへ持ち込んだのです

もともとずみの葉は水切れに弱く、夏の陽射しでヤケやすいのですが
盆栽屋.comの見立てでは、大丈夫、しっかり水が上がっていますから



拡大して樹形を見てみましょう

足元と幹模様は、しっかり芯まで筋が通っています
ただ枝数がちょっと多いですね、これからの仕上げの段階で徐々に減らしていきましょう



まず目に付くのが、現在は利き枝に見えておりが、赤印のあたりを起点にしています
ちょっとばかり枝元が幹の真ん中から出ていますね

この枝はちょっともったいない感じですが、来春の植替えと同時に切ることになるでしょう
切らないとやはり木が若く見えてしまいますね

みなさんはどう思いますか?

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