葉を落とせる時期まで、うずうずしながらやっと我慢をしてきた出猩々
裸にしてみると、6/19のつれづれ草でご紹介したときより、徒長させた芯がずいぶん太っています
新しい芽とはいえ、一年でこれだけ太るのだから、ボディー全体もかなり太ってはいるのでしょうが
毎日手元で見ている盆栽は、目が慣れてしまっていて、その成長の度合いには案外気がつかないものですね
20008/11 撮影の正面図
拡大図
枝については後でお話ししますが、過去の姿とみくらべると
ボディーが充実してかなりの重量感が出てきました
芯の部分の拡大図
周囲に新しい胴吹き芽がたくさん見られます
この中からいい位置に吹いたやつを選んで将来の枝として活用していきます
白点が胴吹き芽の位置
こうして眺めると、枝決めにはこまらないほどの胴吹き芽がありますから、一安心
芯は一番上の白点ではなく、二段目の芽を活用します
幹のコケ順はできましたから、来年はもう頭を太らせるための徒長は必要なくなりました
幹の基本が出来上がったということですね
ですから、来春からは枝を徒長させて太らせるという「次の段階」に移るのです
枝のないところには、呼び接ぎなどの整形外科的な方法もあるんですが
あえてそれに頼らず、体力をつけながら胴吹き芽を待ってジワジワと作りこむのは辛抱が要ります
けれど時間をかけて作りこんだ盆栽には
やはりそれなりの風格が与えられることになっているのです
辛抱、辛抱!
では次の段階をお楽しみに
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