2007年7月3日火曜日

迷う・こまゆみ

Yさんからこまゆみをお預かりしています

以前にネットで買っていただいたものですが
お宅がリホーム中なので発送を延ばし、しばらくお預かりしているわけです

ところで先日、Yさんからメールがあって
白線のところから切戻してほしいとのことです

Yさんも私も、当初からちょっと首が長いかな?
そう感じていたので、一気に解決すべく思い切ったのです

そして最後に「芽が出なくても恨みっこなしです」
と添えてありました

私は思い切りのいいYさんの人柄を知っていますので
すぐさま、同意のメールをお送りし

お任せください!

と力強く請合ったという次第です


切り込みのチャンスを狙って思い切り伸ばしている姿


切断予定の白線


一、二の枝を軽く切り詰め、肝心の頭を残して最後の点検をする

やや斜めに立ち上がった足元の力と、一の枝の位置と表情が絶妙で
一の枝から右に反転した幹の模様も力に満ち、コケ順も理想的です

ところが、その上のわずかな部分に模様がなく直線的に見えてしまいます
首が長い感じもそのためでしょう

さて作業の途中で、ハサミをもったままジーット眺めていると
今までとは何かが違う! 

そういう印象がだんだん強くなりだしたではありませんか
同時に、ちょっと待てよ、という自制も芽生えてきたのです

お任せください!

とお約束した以上、何度も切り詰めようと考えたのですが
やっとのことで思いとどまり、再度冷静に観察に戻りました

現在の姿 今年の春先の姿 樹高4.5cm


今までとは何かが違う、という印象はどこから来ているのでしょう
頭を冷やし、目を擦り、今年の春先の画像と現在のそれを比べて見ました

いかがですか? みなさん

よく見ると、春先よりも直線的な部分が太っていませんか
そのため、以前よりその部分にふっくらとした感じが出てきませんか

そうです、一本は芯、もう一本は枝にと上部を思い切り徒長させたため
若い直線的な部分が太ったので、総体のコケ順に自然味が出てきたのです

短気は損気だ
冒険はしばらく見合わせよう!

このようにして、ようやっとのことで結論に達したのでした


樹高4.5cm

今週中にはYさんの手元に届ける予定のこまゆみ

徒長枝を切り詰めたので、白点のあたりから胴吹き芽が出れば最高
簡単にこちらの都合通りにはいかないでしょうが

頭の二又の向かって右を芯にすれば、曲が出ますね
また、来春もう一度徒長させて、様子によってはこんどこそ切り戻す手もあります

Yさん、お約束通りにはがあしませんでしたが
選択肢は残しておきました

ふとあるとき気がつくと
盆栽は自らの姿を変えていることがあります

それが成長ということなのでしょう
それに気がつくためには、ともかく観察ですね

ミニの名品の素質十分
ちょっと気長に培養してください

では

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