雑木類の小枝の先を繊細にする方法は?
ほとんどのみなさんは、「芽摘み」と「葉刈」とお答えになるでしょうね
ピンポン!!
もちろんその答えは正解です
でも、雑木類の小枝の繊細さを極めるには、もっともっと深い知識と経験が要るんです
今日ご紹介する「稚児葉刈り」という技法です
文字通り、芽が吹いて葉が固まらないうちの「稚児葉」の段階で
早めに葉を摘み取るのです
この技術は昔から伝えられてきたものですが、ともかく手間が掛かかり
時間に制限があって鉢数の多い場合はやりきれないため
今では一部のベテラン愛好家さんが根気よく実践し、大切な技法を今に伝えている
そんな現状です
いっせいに芽吹いてきました
この頃からが施術の適期、葉が固まらないうちが勝負です
用意するもの
先の細いピンセンット(これは必須です)
ほころんきた芽先の元のヘタを取り除く
次に、先に伸びようとする芽を摘み取る
まだ固まらないので「稚児葉」と呼ぶ
ピンセットの先で摘むと簡単に刈れます
残された双葉の片方も摘み取る(これが大切)
なーんだ、簡単!
そう、簡単なことなんです
ただし、特別に伸ばす目的以外の小枝の先を、ぜーんぶ摘み取ってくださいね
残してはいけません
ほころびかけた芽はピンセットの先で開きます
枝によってほころぶ順番が違った場合は数日掛けて行います
さあ、まだ間に合います
葉が固まらないうちに、ソク実行です!
つづく
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