2006年4月2日日曜日

もみじ稚児葉刈り

雑木類の小枝の先を繊細にする方法は?
ほとんどのみなさんは、「芽摘み」と「葉刈」とお答えになるでしょうね

ピンポン!!
もちろんその答えは正解です

でも、雑木類の小枝の繊細さを極めるには、もっともっと深い知識と経験が要るんです
今日ご紹介する「稚児葉刈り」という技法です

文字通り、芽が吹いて葉が固まらないうちの「稚児葉」の段階で
早めに葉を摘み取るのです

この技術は昔から伝えられてきたものですが、ともかく手間が掛かかり
時間に制限があって鉢数の多い場合はやりきれないため

今では一部のベテラン愛好家さんが根気よく実践し、大切な技法を今に伝えている
そんな現状です


いっせいに芽吹いてきました
この頃からが施術の適期、葉が固まらないうちが勝負です

用意するもの
先の細いピンセンット(これは必須です)


ほころんきた芽先の元のヘタを取り除く


次に、先に伸びようとする芽を摘み取る


まだ固まらないので「稚児葉」と呼ぶ
ピンセットの先で摘むと簡単に刈れます


残された双葉の片方も摘み取る(これが大切)

なーんだ、簡単!
そう、簡単なことなんです

ただし、特別に伸ばす目的以外の小枝の先を、ぜーんぶ摘み取ってくださいね
残してはいけません

ほころびかけた芽はピンセットの先で開きます
枝によってほころぶ順番が違った場合は数日掛けて行います

さあ、まだ間に合います
葉が固まらないうちに、ソク実行です!

つづく

0 件のコメント:

コメントを投稿