さて、稚児葉刈りのあと
葉がやや固まった今の時期に、お勧めの手入れ法があります
もみじは6月に葉刈りをする
これが定番の手入れ法とされていますが
なかには、葉かりをするとうどん粉病が出てしまう、とか
あちこちから不定芽が吹いてしまいかえって枝先がごつくなってしまう
実際にそういう意見もあります
そんな方にはこの技術がお勧めです
今の時期の山もみじ
やや葉が固まって美しい形
注)稚児葉刈りを実行した場合は「片葉」の状態です
そのもみじの葉の指の部分をハサミで図のように切ります
ちょっと可愛そうな気がしますね
注)もう少し深めに切ってもよい
稚児葉刈りの後、葉切りを実行し10日ほど経った山もみじ
すると、フトコロで眠っていた芽に元気が出て、それらが伸び始めました
拡大図
新しくフトコロ芽が動き出したのが見えますね
もう一例の山もみじ
このもみじも稚児葉刈りの後、葉切りを実行し10日ほど経っています
同じようにフトコロ芽に元気が出て伸び始めました
さて、この技術の効用は次の通り
1 葉を小さくすることにより、枝の先端の勢いが制御されフトコロ芽が生きる
2 全面的な葉刈りに比べ不定芽が吹きにくいので、枝先がごつくなりにくい
3 湿度の高い入梅時期の葉刈りに比べ病気が出ない
みなさん、稚児葉刈り(ともちろん普通の芽摘み法とも)併用してお試し下さい
落葉後の寒樹の枝先を見ればその絶大な効能が確かめられますね
間違いないしです、実行ーッ!
注)この手入れを行ったもみじは入梅時期に葉刈りをする必要はありません
施術後に伸びた芽には「稚児葉刈り」と、今日勉強した「葉切り」を繰り返し行っていきます
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