2005年12月24日土曜日

東福寺新落款2



作風および落款から判断して初代東福寺のもっとも初期に属する珍品です

大正から昭和初期のプロとしての制作活動を始める前後の作品でしょう
水野喜三郎の初々しい素朴な雰囲気が伝わってきます



さて、丸の中に「喜三」の崩し文字の入った落款はあるのですが
この釘彫の「喜三」はめったに見られない珍しい落款です

まったく東福寺落款に関する限り、油断は禁物です
その種類の多さと落款の印されている場所など、まだまだ珍しい出来事に出会える可能性が大なのです

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