昭和9年に開催された第1回国風盆栽展はその後順調に回数を重ね、あの太平洋戦争の始まらんとする昭和16年には、第14回を迎えていました。
それにしても、これから大国米英との開戦を意識していたはずの国民とその生活は、案外にのんびりしていたようですね。
130点の作品が出品されています。
東京都の上野公園内にある都立上野美術館が初回から現在までの会場です。
会長 伯爵 松平頼壽 小品棚飾り
明治から昭和にかけての盆栽愛好家。四国高松の松平家に生まれ、後に貴族院議長。小品盆栽を愛好研究し現代盆栽小品盆栽の基を築きました。
小松蒼松園 杜松 石菖
明治から昭和にかけての盆栽家。この方のお孫さんと筆者はけっこう親友です。
小出松竹園 五葉松 獅子頭もみじ 杉
現代は2代目さんが守っている東京の名園。
副会長 伯爵 酒井忠正 小品棚飾り
華族さまの趣味の域ははるかに超えていますね。
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