2020年7月9日木曜日

山もみじ根上り懸崖

私が手に入れて1年以上が経ったでしょう。上下が19cmで左右の幅が22cmあります。総体の姿は懸崖ですが、立ち上がりの根元は根上がり状になった古い木です。


私の盆栽ショップにも売り物として掲載されていますが、そこでは表裏が逆になっています。間違えたのではなく、そのときも表裏を決定するまでに随分と迷ったことを覚えています。


複雑に変化しながら下垂した幹の味わいは格別です。今までの正面ではこの迫力ある幹筋が隠れてしまいます。正面を替えた第一の理由はそのためです。


木肌が古びて時代感があふれています。いい肌です。


手に入れたときには痩せ気味だったので、葉透かしもやや加減して樹勢をつけている最中です。


こんなに細くて痩せた根でもちょっぴり充実感が備わり、心なしか太って来たような気がしますね。


後姿(以前の裏)です。やっぱり表裏を取り替えて正解のようです。現在の正面の方が下垂した幹筋にいい模様が感じられますね。
来年は洒落た鉢を見つけて交換です。


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