舞姫もみじと出会って間もなく10年近くになり、その切れ長の小葉の様子や端正な葉形の美しさについて機会あるごとに語ってきたつもりなのに、いざその文章を探してみるとどこにも見当たりません。
そこで改めてこの新芽の時期に、パソコン机の前に何鉢かの舞姫のミニを置いて、しみじみと葉の形や色彩などを眺め回してみました。
一箇所からの芽吹きの数は八房性ほどには多くないので、盆栽として作りやすい。それでも芽数が多過ぎないように、つねに芽欠きをこころがけます。あらかじめ先端の一番長い芽を大雑把に摘んでおくとよい。
芽の固まらないうちに、爪の先で新芽の先を摘む。細い小さな美しい葉先を摘むのは少々もったいない。舞姫は山もみじの系統であるが色彩はピンクがかって愛嬌たっぷりです。
八房性よりも枝先は伸び伸びしている。大雑把に伸びた枝先を摘んだようす。
葉がやや固まりかけてくるとピンク色の新芽が緑色が濃くなってくる。この時期(若葉)も葉がしまって変化のある色彩が楽しめます。
葉全体が緑色に変色してさわやかな落ち着いた雰囲気になってきました。
舞姫の葉形の特徴は、端正な細葉、小葉、五つの切れ込みとその深さなど。さらに秋季には燃えるような紅葉を堪能できます。
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