ところが、一とニの枝の裏側にある裏枝が二本あってそのあたりがごちゃついて見えるために、幹筋の動きがすっきりしません。超ミニサイズではよくあることです。
正面の図
左右に利き枝がありますが、右の利き枝の上部に裏枝が二本あってお互いをけん制しています。古い枝ですが、ここで思い切って外せば、幹筋が見えるようになると思います。
→で示した足元のこんもりとした枝です。
裏から見ると左から二番目になる枝ですね。横に一列に三本の枝が並んでいます。左は正面の利き枝、二番目が外す枝で、三番目が残して裏枝として活用する枝となります。
赤矢印で示したのが外す計画の枝です。
コブ切の刃が傷口の大きさにピタッリと合ったので上手く削れました!
液体状のカットパスターを塗布。
傷口の隣の利き枝の元が丸く膨らんで、ややぶかっこうですね。いまその元を削るという選択もなくはないですが、やはり今削った傷口が癒えてからの方が無難でしょう。慎重を期して後回しにします。
幹筋をすっきりと見せるために削る箇所は灰色で修正した利き枝の元の膨れた部分です。その次には、その上部のやや後ろから顔を覗かしている太めの後ろ枝となります。
このように古木には今までに整理しきれない古い枝がよくあって、幹筋の流れの妨げをしていることがたまたま見受けられます。そんなときはよく検討して少しずつ修正してやりましょう。
では!
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