前回の盆栽つれづれ草でご紹介した、けやきの根張り作りと矯正法
その中で、根ほぐしに自信のない方には手抜きの方法もある、と申し上げました
しかし、言葉だけでは情報が正しく伝わらない感じなので
画像をたくさん載せて詳しくお伝えしなおすことにしました
作業前
鉢土の表面の土をていねいに取り除いて
矯正すべき根を指摘します
この根は強すぎで方向もよくない
元の数ミリを残して切ります
この根は方向はいいのですが、強すぎます
切りました
この根もかなり太いですね
切りましょう
このように、前回でご説明したように
好ましくない根は勇気を出し、思い切り取り除きます
万が一根張りの欠けている箇所があったら
木質部にとどくよう、キリなどでやや深めに穴をあけます
その穴に発根剤を塗り込みます
その箇所を水苔で覆っておく
この処置は部分的な取り木と思って下さい
次は植替えです
固まった根の下を、三分の一から二分の一くらい輪切りにします
周囲の根はほぐさずに、ひとまわり大きめの仕立て鉢に植えます
この場合、決して大きすぎる鉢を選んではいけません
根の周囲にやっと用土が入るくらいの大きさで十分です
植え込み終了
※ この作業だけでも、根張りの矯正と根の勢いの制御となり
かなりの効果があります
ただし、毎年この方法だけですませていはいけません
この手抜き法は、あくまで1回おきの応急処理ですよ
それでは!
0 件のコメント:
コメントを投稿