2010年5月10日月曜日

昭和年代の後期に雑木盆栽の人気を独り占めしたことのある紅千鳥
その人気はものすごく、価格も現在と比べると想像も出来ないほどに高かったですね

そうなれば、ヒッパリダコの人気者にはまがい物が登場するのは世の常で
業界のあちらこちらで悲劇やもめごとが絶えませんでした

私は当時から、うさんくさいと感じたら手を出さすにかなり気をつけていましたし
もみじの品種に詳しい同業者に恵まれてたので、さいわいにも大きなトラブルに巻き込まれたことはありませんでした

それはともかく、ブームの最中はうわすべりな人気ばかりが先行し
盆栽樹種としての長所や美点を見る目は、脇に追いやられてしまっていたようです

しかし優れたものはやはり忘れられません、ブームが沈静化してしばらく経った今、改めてその長所が冷静に再認識され
真性の紅千鳥を求める愛好家さんも増えつつあるようです

そこで、昔取ったきねずかで
まがい物に引っかからないための簡単な紅千鳥の識別法をご披露しましょう

紅千鳥の盆栽としての長所は、葉の美しさだけではなく
幹肌のきれいさ、枝先のやさしさなどたくさん具わっています

ぜひともまちがいない真性の素材を手に入れ
じっくりと楽しんでください


やや黄色みがかった淡い赤色が特徴ですが
当時、春の芽出しの色が同じでありながら、真性とは異なる品種と思われるまがい物が出回りました

その中間種ともいうべきまがい物は、色彩その他はほとんど同じながら
この画像のような五つ手の中に、裾の左右にもう一つずつ手がついた七つ手が多く混じるものでした

ちなみに、真性のものにも、樹勢が良すぎたりすると葉型が乱れて
一本の木の葉の中に七つ手の葉がごく希に混じることもありますが

ともかく、私はこの端正な五つ手の葉であることを、第一の識別法としていました

今も、取り木用に地植えにしてある庭木の紅千鳥の葉の中に
みなさんへの見本用にと七つ手の葉を見つけたのですが、すべて五つ手で七つ手の葉は一枚も見つかりませんでした


出芽の色彩は樹勢や置き場所などによって少々の差異があります

注意

赤系の出猩々や清玄などは特徴がはっきりしていますから
ぞれらとのではなく、あくまで真性の紅千鳥とまがい物(中間種)との識別法を申し上げています


もうひとつの特徴が葉脈の色です

出芽の時期には黄色みを帯びていますが
この時期葉が固まるにつれ緑色を帯び、渋味を帯びてきた葉色とともに、神秘的な美しさをたたえてきます

それでは、間違えないようにね!

ちなみに紅千鳥は取り木が容易です
取り木用の種木を一本お持ちになって素材をゲットすることをお勧めします

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