2月の中旬から3月中旬ごろにかけてが、取り木の第一の適期
次のチャンスは5月中旬から6月の初旬にかけてです
さて、今回取り木の施術をする材料は、寒ぐみ
親しい同業者のところでちょっと目に付いたもので、ちなみに価格は5千円也
これだから取り木の味をおぼえたら、たまったものじゃないですね
たったの5千円からだって、短期間のうちに、かなりの盆栽がゲットできるんですから
プラスチックの鉢に入った園芸用の素材です
しかし園芸品といったって、なめちゃいけない
この角度から見ると、中間から上は盆栽としての幹筋が通っています
ともかく私の構想通りに剪定してみましょう
注意)取り木をかける前には、枝葉は多くつけておくべきなんですが(そのほうが発根しやすい)
今回はみなさんが見やすいように致します(だからご自分のものは剪定しないように)
取り木計画
白線の箇所から取り木をします
向かって右の長い枝が一の枝で、左は株立ちにするための使います
この寒ぐみのように、ある程度の太みのある材料は、木質部まで達するようにのこぎりで切り込みを入れます
つまり形成層を完全に遮断するわけです、これが取り木成功の第一のポイント
下にものこぎりを入れます
剥皮の幅は幹の直径の1~2倍が目安すが、今回は2倍の幅にしました
幅が狭いと盛り上がったカルスで上下がくっついてしまい、失敗の原因になります
ぐるっと周囲の皮を剥いたら、青味がかった形成層を完全に削り取ります
これが成功の第二のポイント
木質部を削り取ってもかまいません
いいですか、完全に形成層を取り除いてくださいね
つづく
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