2002年9月16日月曜日

梅もどきの実



実りの秋になりました
盆栽の実なりものはたくさんの樹種がありますね
いろいろと楽しめます
なかでも赤い実の代表的な樹種、梅もどきはなくてはならないものです

梅もどきは盆栽としても長所をたくさん具えています
ざっと言ってみても

1 実がきれいで品があり、長期間楽しめる
2 培養が容易で丈夫である
3 古くなると幹肌に味わいが出る
4 小枝が密になる
5 実生、取り木、接木などで多様な仕立て方が容易

イイとこだらけの感じですね

念のために申し上げますが、梅もどきは雌雄の木が別々にあります
ですから、雄木は花が咲いても結実しません

梅もどきの培養法を簡単にお話しておきます

・植え替えは春の彼岸ごろに、赤玉土に少々の桐生砂(約2割)を混ぜて
 3年に1回くらい行う
・春の肥料はやや控えめにして、秋に多目に与える
・春彼岸ごろ形を整える剪定をしたら、開花結実する入梅ごろまでは
 徒長枝以外の芽の先端を摘まない
・若い木は春先に新芽の先を細い針金で誘導して、枝作りをする
・開花結実の時期には絶対水を切らさない・肥料も控える(落果の原因)

一鉢もって、梅ももどきのよさを堪能してください

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