雑木好きの盆栽人にとっては一年中でも最も心時めく時期が訪れました。主となる枝の配置は大方決まっていて、その先のフトコロ枝や先端の小枝もかなりほぐれています。あと数年の培養を重ねれば味わいのある柔らかさがでてくるでしょう。
盤状の根張りの部分はというと、枝のほぐれに比べて今一歩持ち込み不足で、まだ粗さが目につくようです。大地を掴んだ盤状の根の動きが足りません。
楓中品 樹高27cm
盤状の逞しい根張りですがまだ直線的ですね。持込みを重ねて根張りに動きが感じられるように心がけながら培養を重ねます。
正面やや左側面から。
正面やや右側面から。
後姿。
現在では正面の根張りに比べ、後の根張りの方が完成度が高いようですね。そのあたりのバランスをとっての根張り作りが一番の課題でしょう。
いずれにしても素晴らしい素質を持った将来の名品です。
がんばりまーす!
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