この古い山もみじの懸崖がうちの棚へやってきたのは昨年の秋ごろだったような記憶があります。東京のベテラン愛好家さんが入院を余儀なくされて、次の居場所を探しているときに私と出会ったというわけです。
一度は完成に近い線まで行った古い木で。骨格はほとんど決まっていました。問題は樹勢がやや弱っていたのと、足元の古傷でした。
正面の足元がややえぐれた様になっていますが、附近に小根もあって元気さえ出れば復活の見込みは十分に感じられました。
やや大きめの仕立鉢に高植えして、水も肥料もたっぷりめ。
元々衰弱していたわけではないので、意外に早い復活のようす。夏の暑さも難なく乗り越えて、足元あたりの充実感はなかなかです。
裏正面から見ると、この山もみじの古木感がよくわかりますね。
来年一年はこのまま仕立て鉢で培養します。根に力がああるのでおそらく見違えるほどに太るでしょう。
再来年の春を目標に化粧鉢に入れるつもりで頑張りたいと思っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿