2019年10月30日水曜日

獅子頭もみじ

 ある名の売れたベテラン愛好家さんが、ご病気のため引退されるについて、その愛蔵品を盆栽屋.comが一括まとめ買いしたことはこのブログでお話ししましたね。ところがそのご本人と盆栽の何点かが、15年ほど以前に発行されたある有名盆栽雑誌に紹介されていて、その雑誌も盆栽たちと一緒に松戸の「みやもと園」へと引っ越してきています。


そのうちの1点、文人風の獅子頭もみじです。15年前の雑誌に載っている姿も現在の姿もほとんど変わりなく、わずかに太った感じが異なるくらいで、飄々とした文人風な自然体はそのままです。


15年前の鉢と同じ鉢に入っていて、足元が発達しているのでギツギツな感じです。もっとも、根が可愛そうだからなどと鉢を緩めたりすると、急激に木が太ってしまって、年月をかけて作りこんだ雅味が失われてしまいますから、くれぐれもそれだけは注意しましょうね。


後姿。
この獅子頭の他にも15年前の姿から、間違いなくこの木だろうと想像できる盆栽が数本ありました。
盆栽って、気長に根気よく育てるものだとつくづく思いますね。
みなさん、がんばりましょう!

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