3~4週間ほど前から施術にかかった舞姫の取木。けっこう雑用にも追われたりしている毎日なので、いまだ予定の半分も済んではいませんが、ともかく今月いっぱいに馬力をかけてケリをつけるつもり。とは言うものの、やれるかな!?
ところで取木は、入梅前の春の新葉が固まったころ(5月末)から今頃(6月いっぱい)までに手術するの一般的ですが、まあ、比較的発根の容易な舞姫もみじはそれほど神経質にならなくていいと思いす。少々時期を早めたり、ぎりぎり夏にずれ込んだり、それでも何とかなるでしょう。
さてさて、そんな訳で数日前に棚に並べた舞姫の一群の足元を「まだ早いだろうな?」と思いながらふと覗いてみると、施術の順番どおりに並べた先頭のほうは、ご覧のように既にモヤシのような発根が見られるではありませんか!
ビニールで覆った土手の内側にこのような太いモヤシのような発根が見られれば、環状に剥皮(はくひ)した箇所にはカルスも十分に形成されており、そこから根が活発に分化されているはずです。
もやしのようなきれいな根っ子が勢いよく飛び出してきています。毎年見慣れていても、やっぱり感動します。植物の再生の息吹、生きる力、まさに命の拡大作用ともいえる光景ですね。
最初は真っ白で日が経つと次第に充実して木質化とともに茶色がかってきます。
このくらいの出方では、おそらくこの一日か二日で飛び出してきた根でしょうね。根の動きは思いのほかに素早くて、数日間であっという間に様子が変わって見えることなどしょっちゅうです。
ところで、親木からの引き離しのタイミングと根の処理の方法ですが、人によって様々です。そこで今年はちょっと冒険心を出して、手抜きの三段跳びで、とにかく早めをキーワードにして、その通りに実行したいと思っています。続編をお楽しみに。
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