一年前の寒い時期
親しい同業者のムロの中にあったのを覚えています
姫柿としてはコンパクトな姿と力と変化のある足元からの幹筋の芸、が気に入って求めたのですが
実成りの時期になってフト気がつくと、成っている実のほとんどが直径1cm前後の超小粒でした
こんなに小粒な実は見たことない
詳しい同業者や愛好家さんに聞いても同じ返事でした
もちろん旧の持ち主にも問い合わせてみましたが、彼は在来の姫柿として入手したらしく
このような超小粒の珍品種であることさえ知らなかったのです
秋になって色づいてみると、ご覧のように在来の黄色系ではなく、赤味の強い系統であることも判明しました
昨年の夏ごろから新しい所有者はスクールの最ベテランのツカさんです
ツカさんは秋口に10本ほどの苗木を準備し
芽接ぎをかけて欲しい方にプレゼントしました
それに、この春には実生や根伏せという繁殖法も考えられますね
ツカさん~、みんな子供が殖えるの待ってるよ!
ところで私は、この新しい品種に命名することをツカさんと約束していたんですが
正月休みの間に、ない知恵とセンスを振り絞って考えついた名前は「小天狗」
天狗はイメージカラーは赤ですね
そこへ小とつければ、可愛らしくてしかもすばしっこい精悍なイメージもあると思います
ツカさん気に入ってくれるかな?
みなさんはどうお思いになりますか 「小天狗」?
2015/10/18撮影
盆栽としての正面はこちらでしょう
正面の拡大図
赤味が強い丸型の実
後ろ姿
今年の実成りはやや少なめにした方がいいと思います
実もの盆栽は一年おきに休ませるのが、樹形と樹勢の維持という点でお勧めですね
それでは
0 件のコメント:
コメントを投稿