関西から東京へ赴任したおり可愛がっていた幾鉢かを連れて来たけれど
仕事が忙しくて手が行き届かないという愛好家さんが手放された黒松
なんかパッとしないんだな
古くって木肌もよく荒れているし、いいとこあるのになー!?
そんな中途半端な印象を持ちながら
数日眺めていたんです
樹高約20cmで全体としては双幹体になっていて
ご覧のように鉢持ち込みが古いため、、松柏類には珍しく根は盤状に発達しています
ただ、お仕事がメッチャ忙しいため水やりが不均衡とのことで
全体的に樹勢が抜群とは云い難いところです
このように新しく手に入れた盆栽は、おおよその培養計画が見えてくるまで
じっくりと観察を続けることが大切です
ということで、この黒松は植え替えを行うことが決まり
今年一年間の樹勢回復を目標にします
根全体にバクテリアがビッシリと繁殖して予想外の良好状態
正直、鉢から抜いて根を見るまでは、てっきり根腐れしていると思い込んでいたんですよ
これじゃ、ちょっと値段が安す過ぎましたね
悪いことしちゃいましたm(_ _)m
この黒松の植え替えのポイントの第一は、植え付けの高さ
今までの植え付けが低めなので、せっかくの足元の力強さが目立ちません
ですから、土と根をほぐす場合に底をあまり追い込んではいけません
反対に鉢の表面、つまり上根(うわね)の部分をできるだけ削り取るよにします
土と根のほぐし完了
あらかじめ鉢底にゴロ土と粗めの用土を
やや多めに敷いて高めに植え付けます
植え込み完了の図↓を一番上の作業前の図と比べてください
盤状に発達した足元がよく見えてグーンと力強く感じられますね
植え込み作業完了の図
後ろ姿
ちなみに、黒松の植え替えは今が最適ですね
バンバンいきましょう!!
0 件のコメント:
コメントを投稿