愛知県のKさんに買っていただいて
当時はいわゆる回復期であり改作の途中でもあったので
そのままお預かりして何年も過ぎています
葉は小さくて形もすっきりとして、いわゆる優良の葉性
節と節の間、すなわち節間(せっかん)が間延びしないのが特徴です
このもみじを手に入れたばかりに書いた盆栽つれづれ草が
2008/11/24の項にありますから、それから7年半も松戸の宮本盆栽にいるわけです
Kさんに買っていただいたのが何年かは覚えていませんが
とにかく辛抱強く待って下さったおかげで、かなりよくなってきましたよ
現在の画像 樹高約10cm
2008年11月の画像 樹高約10cm
樹高は約10cmでほとんど変わりませんが、幹はかなり太くなったようです
一と二の利き枝は勢いをつけるため徒長させたので、これから数年かけてもっと短く締める必要がありますね
その点がこのもみじの最大の課題でしょう
盆栽というのは生き物で常に成長するものですから、課題も常につきものですね
今年の手入れは、まずは芽摘みから
1~3芽くらい伸びた小枝の先を1芽だけ残して摘み込みます
爪の先で摘める程度の時が適期です
毎日芽先を観察して芽摘みを繰り返します
特に左右の間口がやや広がっていますから、この幅を縮めるのが先決ですね
Kさん、芽摘みと片葉透かしなどが終った時点で
お送りしますね
骨格の改作が終わったので
そろそろタッチ交代しても大丈夫でしょう
では、雑木手入れの大切な時期ですから
みなさんも気合いを入れていきましょう
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