2011年4月19日火曜日

姫りんご交配

丈夫で育てやすく、しかも本格的な盆栽にも作り込めるため
初心者からベテランにまで広く普及している姫リンゴ

しかし、ミニ盆栽としてしめて作り込むと花芽はそうたくさんは付きませんから
せっかくの花芽は大切にして結実させねばなりません

ふつう、交配用に深山カイドウを近くに置いての自然交配でも充分ですが
開花期がずれたりしてうまくいかないこともあるので、人工交配をしてやれば確実です


深山カイドウの花弁が開かないうちに、ピンセットで花弁を取り去る


中央にある雌しべを切り取る


姫リンゴの雌しべに受粉


まだ開ききらない姫リンゴにも花弁をピンセットで開いて受粉する
(もっと丁寧に、綿棒などを使う人もいます)

この方法なら姫リンゴと深山カイドウの開花期が少々ずれても大丈夫ですね
是非お勧めしますよ

さてしかし、しっかりと人工交配しても途中で実が落ちてしまった
そういう嘆きや相談が案外に多いようです

その原因はたいがい次の2つにあります

1 水切れ
  開花期から結実が安定するまでの1ヶ月間くらいは特に気をつけましょう

2 肥料過多
  同じ時期には肥料をやや控えるのが定石です
  
※ 上記の2つは他の実もの盆栽樹種でも同じことです

それでは今日はこれでバイバイ!

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