この「盆栽つれづれ草」を愛読して下さる全国のファンのみなさまに
月に2回の盆栽フリースクールの速報をご紹介しましょう
成功談も失敗談も交えて率直にご紹介し
愛する盆栽に果敢に挑戦する生徒さんの姿勢に、温かいご声援を頂きたいと思っています
そこで、一番バッターはマユちゃん、チャレンジするのは今春から愛培するところの真柏ミニ(樹高8.0×左右12cm)
マユちゃんがこの真柏を希望したときは正直、「大丈夫かな?」と「ありゃ、けっこう見る眼あるな!」との両方の印象でした
マユちゃんはご主人のベーくんとご一緒に通っている女流愛好家で
ベーくんが真柏大好き人間なので、その影響か、それとももしかして対抗意識もあったのかな、なんて思っちゃいました
ちなみにこの「フリースクール速報」では、盆栽屋.comが勝手につけた愛称で生徒さんをご紹介するつもりですが
もちろんご本人の了解は得ていません(笑)ので、なにとぞ事後の承諾をお願い致します
今春手に入れたときの画像、樹高7.0×左右10cm
もっこりと盛り上がった根元がまるでサザエのよう
その立ち上がりに動きもあり迫力十分
根元の塊とそこから立ち上がった幹筋のまとまりがいい
全体の姿がこれほど調和のいい真柏の太幹ミニは、なかなかお目にかかれません
ボディーに見合った枝作りがこれから始まる段階の素材なので
一番作りがいもあるし難しいともいえます
とにかくこの命を元気よく育ててやるのが、名品へ道の第一段階なのは当然のことですが
危惧されたその使命を、超初心者の「超」がやっと取れたばかりの盆栽歴数年のマユちゃんは、みごとクリアーしました
↓のように鮮やかな葉色がまぶしいほど
毎日の水やりは施肥など、基本的な日常管理は合格です
さて、これから針金をかけて
整枝整形に挑みます
整枝整形にあたり、この逞しい根元のウネリを活かし
立ち上がりから芯にいたるまでの幹筋に緩みのないよう、ダイナミックな構想を描きながら作り込みましょう
初心者のマユちゃんにとって、針金かけは難しそう
「慌てない、急がない」ことが肝心です
また初心者は針金を緩めにかけるようにした方がいいでしょう
きつく巻いて枝葉を傷めるより、少々見栄えは悪くとも、実質の方を優先させるのが得策ですね
作業完了
まだ向って右奥の枝葉が少ないので、スケスケの部分がありますが
針金かけによって将来の輪郭線が見えてきたので、男前がグーンとあがりましたね
この段階で樹高8.0×12左右12cmです
左右はもう1.0~2.0cmのビルでしょうが、樹高サイズは8.0cmで完成させます
伸ばすところは伸ばし枝葉がさらに繁れば、2年ほどでこのような感じになるでしょう
そのためには初心を忘れず、毎日の基本管理に精を出すことです
また、真柏の醍醐味であるサバやシャリは枝葉の充実を図りながら、この後に徐々に行っていきます
完成への道のりはまだまだ彼方ですが、十分に楽しますね
男性陣も負けてはいられませんぞ!
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