2009年9月8日火曜日

液肥の裏技

今年は冷夏のため、短葉法で芽切をした黒松の葉の伸びが思わしくない
晩秋から冬にかけての鑑賞期にむけて、松柏類の葉色がちょっと冴えない

そんなみなさんにとっておきの「裏技」をご紹介しましょう

工夫しだいで思わぬ「裏技」を発見できますが
今日は、08/31にご紹介した液肥(ハイポネックス)を使っての裏技、抜群の効果が期待できますよ

液肥は如雨露などで水やり感覚で鉢に施すのが普通の常識ですね
ですから小品盆栽の場合、バケツなどに液肥を入れ、そこへドボンとつけ込むという発想までは誰でも到達します

が、そこから一歩突っ込んでこそはじめて「裏技」の域に達するのです



満タンで100リットルも入る大型水槽に、50リットルの2.000倍に薄めたハイポネックス溶液を作り
盆栽を浸して約数時間、たっぷりと液肥を吸わせます

黒松や真柏、杜松の葉は、おおよそ9月いっぱいは動いていますから
いまがラストスパートの時期です

如雨露で施した場合は鉢外にも流れますし、次の水やりでかなり薄目られてしまいますが
根を浸して数時間吸わせてしまえば、吸った栄養分は流れ出しませんね



寸法の小さいものは頭まで水没(笑)してしまいますが、数時間なら気にすることはありません



水浴中の盆栽たち

さてここでこの裏技の注意点

・元気の悪い盆栽は避ける
・徒長を嫌う雑木類もやめましょう
・松柏類でも葉の徒長を嫌う五葉松などはお勧めできません

では、今なら間に合います
急いでチャレンジ!!

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