黄金色の真珠玉のように輝く実成りで大人気のきんずが
寒さの大嫌いな樹種であることはよく知られています
ぶじに越冬したみなさんのきんずは、もう新芽が動き出しましたか?
おそらく中にはまだ古葉のままで、新芽が動き出さないものもあると思います
そのようなものもふくめて5月からがきんずの手入れ時です
剪定や葉刈りや植替えなど、この時期まで辛抱しましたが解禁の時期がやってきました
さて、つれづれ草で「作る・きんず」の題名でずーっと連載しているきんずの逸品素材
今年はどのような変化を見せてくれるでしょう、ご紹介します
過去の記事を参考にしながらご覧下さい
(旧→新へ) 1 2 3 4 5
5 は昨秋の11月の姿で、現在もほとんど同じ姿です
4月の下旬ゴロに肥料をやりました
きんずは今の時期に枝の切込みを行い、同時にすべての葉を刈る作業を行います
眠ったままのきんずでも強い刺激を受け、いっぺんに芽を吹いてきます
冬場の管理のよかったものは、このように既に芽が動いています
お持ちのきんずの葉が黄ばんで艶がない、そんな場合でも、剪定と葉刈りをし植替えてあげましょう
枝の剪定は下の利き枝から上に向って順に行います
丸坊主に切り込み、吹いた芽に2回の針金をかけているのでかなり枝が分岐していますね
太い枝から子枝、そして孫枝へと分岐しています
小枝への針金かけは今年で最後、そのあとはハサミ作りで自然な枝ぶりを目指します
2年前に 1 で切った大きな傷口、きんずは肉巻きのいい樹種なのでごらんのとおり
傷口は年月とともに肉巻きの速度が遅くなりますから、肉の内側をもう一度削り直してやりましょう
新しくなった傷口は再び肉巻きの速度が速まります
傷口には多めにカットパスターを塗っておきましょう
おそらく今年いっぱいで完全治癒します
剪定と葉刈り作業終了
しかし芯の部分には手をつけていません
5 でもお話したように、2つの赤点の距離が2cmと長すぎる問題はまだ未解決なんです
これは今年の宿題として、是非とも解決したいと思っています
計画としては、今年の入梅過ぎまでこのまま伸ばしっ放しに勢いをつけ
上の赤点も部分を切り、下の赤点付近に新しい芯になる芽を吹かせようと考えているのです
続きはまたお知らせ致します
では
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